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『パリ左岸のピアノ工房』

浜松の街のはずれを歩いていて何気なく訪れたピアノ工房。ほこ
りの舞う二階の大きな倉庫には沢山のピアノが乱雑に置かれてい
た。梱包され出荷を待つ脚のないグランドピアノ、傷だらけのア
ップライトや欲しかったYAMAHAも新しいオーナーを待って
いた。

倉庫の奥に大屋根のはずれた1937年製のマホガニーのM型ス
タインウェイがあった。鍵盤の象牙も剥がれ、風格漂う傷だらけ
の170センチ。その横にはウォルナットのL型がある。仕事が
うまくいかず凹んでいたが、いっぺんに心が晴れてしまった。い
つまでもそこに居たいと思った。マホガニーの上に積もった埃に
<HOBO>と書いた。

新潮社からでている、T・E・カーハート著、『パリ左岸のピア
ノ工房』をまた読みたくなった。何年も、そう、もう何年も前、
ぼくがまだぼくでなかったころ、あこがれた世界。この世界は病
みつきになる。心が躍り、もう、どうしようもない。


HOBO
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ダサかっこ良さのバイブルだ。



こんなお洒落な映画は他にないと思いますねえ。
今、なんだかんだ言われているウディ•アレンですが、
この人の作る映画は全部いい。
まあ、僕がアメリカントラッドが好きだということもあるのですが、
映画に出てくるダイアン•キートンをはじめ、子役にいたるまで、
憎らしいぐらいトラディショナルなんですよ。

たとえば、ウディ•アレンの着ているツィードのジャケット。
1970年代ですから襟のデカイ時代です。
彼は肩幅が狭いですからこのような1型の段返りじゃないと
似合いません。さすがに自分をよく知っています。
アーガイルのベスト。中に着ているシャツにしても柄がとてもいいん
ですね。ダイアン•キートンが何気なくはいている男物のノータック
のチノーズや、ベトナム後期型の軍パンなんかは、監督がウディ•アレン
だからできることです。
かなりの完璧主義、神経質な性格なんだと思いますね。
何気なさというか、ダサかっこいい着こなしのバイブルのような
この映画、一貫した頑固さというか、揺るがない意志というか、
表現者のセンスが光る作品、
齢をとってからの生き方というか、励みになる秀作だと思います。
ワーゲンなんかも出てきますよ。


HOBO

今のお前はわたしより盲目だ!



わたくし、この映画何回観たかわかりません。
そして何度泣いたことでしょう。
このテーマ曲は素晴らしい。
盲目の映写技師アルフレードと少年トトの、、、
ああ!この映画、最高です。
完全版ではない、オリジナル版のほうをお薦めしますね。
「今のお前はわたしより盲目だ!」
なんて。
わたくし、当時この映画をはじめて観たとき、ラストシーン
の強烈さに30分は立ち上がれなかった。
ビデオでしたがね。


HOBO

晴れたらライカ、雨ならデジカメ。

 本棚にしまってあった田中長徳さんの本をまた読んでいる。
このかたの文章はただのカメラの解説とはちがう。さすがに写
真家という表現者。描写がとても粋なのだ。
 読んでいて想いだすことがある。ボクが心掛けている〈風景
を切りとっていくような詩の書き方〉は、もしかしてこのかた
に教わったのかもしれない。そしてカメラだけでなく、ヴィ
ンテージの魅力に取り憑かれてしまったHOBOのルーツは、おそ
らくここにあるのだろう。

 ただ古いものが好きだということではない。もしもボクの
ブログの読者のなかに、表現することに興味があったり自分の
スタイルをとことん追求したいという人がいたら、いちど田中
長徳さんの書いた本を読んでみることをおすすめする。さすが
美しいモノをたくさん見てきたひとの言葉は粋だ。切りとった
想い出の数がちがうのだ。


HOBO


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ちなみに

 『晴れたらライカ、雨ならデジカメ』岩波書店
 『考えるピント』岩波書店
 『カメラは知的な遊びなのだ』アスキー新書

など。


profile

Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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