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つながる。

レコードジャケットってカッコいいと思うな。CDだとなんか味
気ないがLPのジャケットは見ているだけでウキウキでだ。使っ
ている写真や絵、文字の色や配列を眺めているだけで勉強になる
んだ。デザインヒントがあふれている。

ずっと探していた<1958マイルス>を見つけた。ビル・エヴ
ァンスとマイルス・デイビスが演っている唯一のLPだ。じつは
このLPのジャケットは池田万寿夫がデザインしているのだがけ
っこう気にいっている。ジャケ買いして失敗するときもあるが、
楽曲内容が素晴らしく更にジャレットがいいとなればそれは特別
なものになる。そんなことから池田万寿夫に興味をもちそれを調
べたりするのも楽しい。ひとは必ずセンスの繋がりを持っている
のだと思うが、自ら飛び込まないとそこには行けないのだ。ジャ
ズのことばかり書いているがぼくはしばらく止まらないと思う。
行くところまでいかないと気がすまないというかこれはぼくの性
格だな。たとえばピアノのことを調べたかったのは、五木寛之の
<ステッセルのピアノ>を読んだからだ。どうしても金沢と浜松
に行く必要があった。そしてどうせなら<青春の門>の舞台にな
った九州にも。ぼくは五木寛之の作品を読んでロシア文学に興味
をもった。かれの作品に出会っていなければドストエフスキーや
プーシキンも読まなかっただろう。ぜんぶつながっている。踏み
込まなければ知り得なかったセンスの途だ。一貫性のある生き方
は薄っぺらな感性には宿らない。突っ込んで突っ込んで深みには
まることで気づけるもの。ジャズから池田万寿夫、五木寛之から
ピアノ、ピアノからビル・エヴァンス、ビル・エヴァンスからマ
イルス・デイビス、オーディオからコーヒー、コーヒーから槌起
銅器、みんなつながっている。そしてそこには必ずそれにまつわ
る<思い出すひと>がいるということ。ぼくの<好き>という感
覚はひとより強いのだと思う。好きな街には必ず思い出す人がい
る。動かなければ出会えなかったひとたちだ。出会い、大切にす
る。大好きなひとにはぼくは厳しい。好きになる礼儀だと思うか
らだ。

今度はどこにつながる自分なのか知りたいと思う。ホンモノにつ
ながる自分でいたいと思う。つながる、いろんなふうに。


HOBO
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しょっぱいタイ焼きの唄。

早いものですねえ、年が明けてもう1ヶ月が過ぎましたよ。さす
がに時の早さに焦りを感じます。高かった血圧もすこしおちつき
目が後ろにひっぱられるような感じはだいぶなくなりました。毎
日なるべく歩くようにしてるんですよ。3キロぐらいは歩いてま
す。毛糸の帽子と手袋をしてマフラーなんかもしないと寒いです
からね。手袋をなくさないようにマフラーとつないでもらおうか
と思いましてね、母に言ったら「今はそういうの流行らないと思
うよ。」と、鼻で笑われましたよ。昔の子供はみんなマフラーと
手袋をヒモでくっつけてたんですけどね。ボッコの手袋です。

昨日もススキノまで歩いていきました。ススキノまできたら大通
りまで行きたくなりまして行っちゃいました。ジュンク堂書店で
本を何冊か買い、その足で創成川ぞいのレコード屋に行ってきま
した。キース・ジャレットの<マイ・ソング>と、ビル・エヴァ
ンスの<ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング>をゲット
!帰りに地下街でタイ焼きを3匹買って帰りました。母はつぶあ
んのタイ焼きが好きなんですよ。1匹はぼくがもらいました。ま
あ、時の流れが早いと書きましたが、おそらく母はぼくよりもっ
と、ぼくの10倍は早く感じているんだと思います。嬉しそうに
タイ焼きを頬張る母を見てると胸が熱くなりましたよ。ぼくはも
っと頑張らなければならない。もっともっとですよ。タイ焼きは
ウマイですねえ。ぐすん。ちょっとしょっぱいタイ焼きです。


HOBO

いぜんぼくはこの道を走ったことがある。

左側の脳ミソをぱんぱんにしてまでこういうタイプの音楽を聴い
ているとアブナイ、こころをどっかに持っていかれそうになる。

ビル・エヴァンスの『I will Say Good Bye』の
アルバムジャケット、いちばん好きなジャケットである。ぼくは
このジャケットに描かれている道の先には切り立った崖があるよ
うな気がしてならない。これはたぶん朝方の道で、クルマが一台
、前を走っている。右通行のアメリカであればそう見える。もし
もこれが左通行の日本であればそのクルマはこちらに向かってく
ることになる。どちらにしてもこのクルマは崖の向こうに落下す
るか、もしかしてそのクルマにぼくがクルマごと突っ込んでいく
にちがいない。見方によれば夢の向こうを目指すうきうきなクル
マなのかもしれないが、彼の曲を聴いているとどうもそうとは思
えないのだ。ぼくは彼の作品が大好きになった。しかし好きにな
ればなるほど不愉快になる。こころが晴れることはない。彼はき
っとそういう人なんだと思うな。このジャケットの絵は不思議な
絵だ。崖に続く高速道路にも見えるし、天国に向かう遠いようで
近い命の道のようにも見える。ほくは旅の途中、なんどもこんな
道を走ったことがある。決まってそれは明け方の道だった。ビル
・エヴァンスの曲は夜より朝のほうが似合う。凹んだときはやめ
よう、すこしこころが熱すぎるとき、鎮痛剤として処方すべき音
楽である。麻薬のような


HOBO

左脳ぱんぱん。

いま眼を閉じながら、ビル・エヴァンスのアルバム<Explo
rations>を聴いていました。一度聴き終えもう一度流し
ながらこのコラムを書いています。初期の作品なんですが、ビル
・エヴァンスは70年代に入ってからも素晴らしいアルバムを残
しています。彼の作品を聴いていると左側の脳ミソがぱんぱんに
腫れてくるのがわかります。へんないいかたですがね。理解しが
たいんです。皆さんがよく言われる彼の作品を聴いた感想で<美
しい>とか<聴きやすい>とか<お洒落だ>とか、ジャズの初心
者でもとくに女性に人気があるとか、いろんなことを書かれてい
る書物を読んだりしました。しかしそんな印象とはちがう。左側
の脳ミソが腫れるというのは理解の枠を越えているという意味な
んですが聴いていてぼくのような凡人にはかなりキツイ音楽です
。右脳を使い感覚的に聴くのは簡単ですよ。しかし、重厚で、辛
辣で、まるで狂気。サロンミュージック、BGMにはなり得ない
部類のホンモノだということがわかりましたよ、少しですがね。
これはいい。この作品がいいというより、ビル・エヴァンスは素
晴らしい。こころを削りながら叫ぶように呟く彼の指先から歌が
聴こえるようです。ジャズというより、ビル・エヴァンスという
ジャンルの音楽にくびったけ。

なんどもなんども、左脳をぱんぱんにしながら。これはやりがい
のあるトライですねえ。



HOBO

おじいちゃんになっても似合うクルマ。

じっさい僕が乗っていたオーバルもタイプ3も左ハンドルでした
がけっきょく今は手元にありません。いまはすっかりヤナセのワ
ーゲン、オレンジもファストバックも動かないバスも右ハンドル
、車庫のなかにいます。日本の道路はだいたい真ん中が出っぱっ
てますから左通行の道を左ハンドルのクルマで走りますと運転席
側が傾きます。乗りにくい思いをしてまで左ハンドルに乗りたか
った若い僕はベテランのVW乗りになりました。ワーゲンはヤナ
セもの。右ハンドルのオリジナルがいいのです。

物件を見た帰りに借りている車庫の前の雪かきをしにいったので
すが、雪の上に誰かの足跡がありました。ちいさな足跡だったの
で女性だと思います。4つのうちのいちばん左のシャッターにな
にかメモのようなものが貼ってありました。「もしも手放すよう
なときは連絡ください。」みたいなことを書いていました。いち
ばん左の車庫には66年のタイプ3が入っています。ヤナセにフ
ァストバックが輸入された最初の年のモデルです。もう30年ち
かくこの車庫のなかにあるのです。オリジナルパールホワイトが
素敵です。車高を下げたり社外のホィールをはかせたりするのを
好まない僕ですが6から12ボルトにだけは変更する予定です。
この時代になんのヘンテツもないオリジナルをなにげに転がすカ
ッコよさ。おじいちゃんになっても似合うクルマ。雪が溶けたら
走らせましょう。センスのいい小さな足跡の女性には申し訳あり
ませんが、この楽しみは僕だけのものなのです。現存する右ハン
ドルのヤナセには必ず物語がある。出会いを大切にする人にしか
巡らないクルマなのです。


HOBO

物件探し。

きょうは朝から店舗の物件、2件見てきました。大通り地下と駅
前ビルの2階、どうなんでしょうねえ札駅前は、、、夜はまった
く人がいない。大通りの物件は狭かったし、ああ!もうここまで
きたら絶対妥協しませんよ。


HOBO

愚か者の1000円。

しかし人間というものは時間が経つと腹がへるもので、なんとい
うかその食べ物のせいでカロリーが片寄ったり身体をこわしたり
へたすると死んだりもする。きのうもススキノの中華屋に行き、
さて何を食べようか?などと悩んだりする。みんな食べていると
きは幸福そうな顔をして額に汗をかいていた。腹に入ってしまえ
ばなにかわからないのに、あたりまえのようにカネを使う。回鍋
肉定食に1000円を支払う。この世でいちばん高いのは食べ物
だと思う。同じ値段でビル・エヴァンスのCDが買えてしまうの
だから彼もたまったもんじゃない。

それにしても良質な本やレコードなどは安すぎると思う。後世残
るものなのに。
先日<竹鶴17年>をひとからいただき飲んでみたがかなり旨か
った。でも次の日は忘れていた。身体に入るものに気を使いカネ
を使えるひとは色んな意味で余裕のある人なんだと思う。ぼくの
ようにカタチのあるものにしか意義を見出だせない者は愚かなん
だろうな。回鍋肉の1000円とビル・エヴァンスを比べるのだ
から。どうにかしてる。


HOBO

月の道。

昨年の秋に2曲だけレコーディングしたオリジナル曲のミックス
ダウンをお願いしていたミキサーマンのかたから連絡がきて音の
確認に行ってきた。腕のいいミキサーマンだときいていた。まだ
40まえだと思う。

ヤマハのスピーカーをフロントに置きこじんまりしたスタジオだ
った。ミックスを終えた曲をさっそく聴かせてもらった。あれっ
?これは俺ではない!「どうですか?今風の音づくりをしておき
ました。」と、ドヤ顔のミキサーマン。
リバーヴのかかりがキツすぎて安いカラオケ屋のようだと思った
がそうは言えなかった。やり直してもらうこともできたがしなか
ったのは<いい音>の定義が根本的にちがうと気づいたからだ。
彼はぼくを知らない。ぼくも彼を知らなかった。ギャラを支払い
帰ってきた。

今回の『月の道』と『名前のない犬を連れて』はピアノとウッド
ベース、ドラム、そして自らのコーラスを重ねた。もっと前で鳴
ってほしかったがすべての楽器が遠くで鳴っている。ギターはあ
えて入れなかった。ぜんたいに横にひろがるリバーヴがかかって
いるようで薄っぺらい。もっと縦にかかるリバーヴでミドルの使
い方を考えてほしかった。たしかこのまえの現代のオーディオも
そうだったが、サロンでワインでも飲みながら聴くといいのだろ
う。言葉のトゲがHOBOソングのよいところなのにそれをぜん
ぶ剥いでしまったようだ。

月の道には
いつも君を待っぼくが立っていて
音のない四季の風を
今も靴の下敷きにする

そんな詩を繰り返し何度読んでくれたのだろう?
ぼくが書いた詩を紙に書いて何度も何度も読み返すひとがいる。
それは何度も何度も質問することと同じ。ぼくは月の道で誰を待
っているのだろう?


HOBO

コツコツ。

ただコツコツやるだけではダメなんだよ。目標達成には、いつま
でという期限がいる。目標を期限までの日数で割りそれをつぶし
ていく作業をコツコツという。パーツが自立しないというのはそ
ういう意味だ。期限もない、ふやけた目標などただの暇つぶし。
コツコツとはちがう。

本当のコツコツは、定めた成功の階段を登る音。その一歩一歩。
それにちがいない。


HOBO

のっぺらぼう。

札幌は朝からもっさり雪が降っている。今年になっていちばんの
雪かもしれない。今日は大通りまで地下鉄で行き少し歩いて札幌
で最も大きいといわれるオーディオショップに行ってきた。地下
街は向かい側から歩いてくる人と肩がぶつかるほど混雑していた
。ススキノから札幌駅まで地下街を歩いていけるようになってか
らどれくらい経つだろう?個性のない街、札幌。みんな同じよう
に歩いていた。

ヴィンテージオーディオしか聴いたことのない僕は現代オーディ
オの実力を知らない。クルマもカメラも新しいもののほうが勝れ
ているに決まっている、そんなオンボロのどこがいいんだ?と皆
に言われる。しかし、僕は周りの意見に流されたりはしない。ほ
なら自分の耳で確かめてやろうじゃないか!というわけである。
僕はトートバッグにサウンドチェックのためのCDを10枚いれ
た。オーディオの老舗でなめられたら視聴すらできなくなる。は
ったりは僕の代名詞である。笑
石のアンプがズラリと並んでいた。現代オーディオのマトモなも
のは大変高価だった。店の視聴室のようなところにちょうどいい
大きさのJBLがあったので200万以上もする石のアンプで、
また200万以上もするCDプレーヤーでノラ・ジョーンズやジ
ャック・ジョンソン、ビル・エヴァンスにそして自分のCDもち
ゃっかりと。音の感想はというと・・・・・・
正直、驚いた。素晴らしい音だ。とくに、バランスがよく、上か
ら下までうまく鳴っている。ああ、なるほど、半端な金持ちはこ
ういう音を聴いているんだ、そう思った。

現代のオーディオはどれを聴いても同じ音だった。ノイズもない
、ゆったりと聴ける。耳障りがいいのだ。どんな音楽もサロンミ
ュージックになってしまう。極上のBGMだ。つくづく思うが、
いつからか音楽は聴くものではなく流れるものに変わってしまっ
た。僕はミュージシャンであるが人間もやっている。むかしから
BGMにだけはなりたくないと思っていた。耳までは届くが心に
響かない音楽ばかりになってしまったように思う。いまそこで演
っているようなリアルがない。凸凹がない。主張がない。ただキ
レイなだけ。地下街を肩をぶつけながら歩いているといろんなひ
とがいる。みんな常識ぶった顔をしている。ひととちがう服を着
たり批判的な目をしていたり、ちょっと出っぱっていたら白い目
で見られたりする時代だ。言いたいことも言わずに納得できない
ことに頷いたりキライなやつと平気で肩を組んだりする。そんな
時代を生きている。欠点は長所でもある。凸凹は個性なのにのっ
ぺらぼうばかりが常識ズラして歩いている。僕は現代のオーディ
オは買わないだろう。紛れて生きるのは楽かもしれない。足並み
揃えて。今はそんな時代だ。つまんないと思う。サロンよりライ
ブハウスがいい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どんな生き方をしてもいい。それは自由だ。しかし、ひとと話を
したり本を読んだり映画を観たりもちろん、音楽もそうだ。けっ
して、流れないでほしい。ちゃんとそのための時間をとってほし
いんだ。一日のなかに自分と向き合う時間を組み込んでほしい。
面倒から逃げないでくれ。僕はいまそれどころではない事件を身
体のなかに抱えている。悪いものを消していくと自分が自分でな
くなってしまうんだ。良いものをたましいに焼きつけていかねば
、ただの、のっぺらぼうである。



HOBO

profile

Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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