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のっぺらぼう。

札幌は朝からもっさり雪が降っている。今年になっていちばんの
雪かもしれない。今日は大通りまで地下鉄で行き少し歩いて札幌
で最も大きいといわれるオーディオショップに行ってきた。地下
街は向かい側から歩いてくる人と肩がぶつかるほど混雑していた
。ススキノから札幌駅まで地下街を歩いていけるようになってか
らどれくらい経つだろう?個性のない街、札幌。みんな同じよう
に歩いていた。

ヴィンテージオーディオしか聴いたことのない僕は現代オーディ
オの実力を知らない。クルマもカメラも新しいもののほうが勝れ
ているに決まっている、そんなオンボロのどこがいいんだ?と皆
に言われる。しかし、僕は周りの意見に流されたりはしない。ほ
なら自分の耳で確かめてやろうじゃないか!というわけである。
僕はトートバッグにサウンドチェックのためのCDを10枚いれ
た。オーディオの老舗でなめられたら視聴すらできなくなる。は
ったりは僕の代名詞である。笑
石のアンプがズラリと並んでいた。現代オーディオのマトモなも
のは大変高価だった。店の視聴室のようなところにちょうどいい
大きさのJBLがあったので200万以上もする石のアンプで、
また200万以上もするCDプレーヤーでノラ・ジョーンズやジ
ャック・ジョンソン、ビル・エヴァンスにそして自分のCDもち
ゃっかりと。音の感想はというと・・・・・・
正直、驚いた。素晴らしい音だ。とくに、バランスがよく、上か
ら下までうまく鳴っている。ああ、なるほど、半端な金持ちはこ
ういう音を聴いているんだ、そう思った。

現代のオーディオはどれを聴いても同じ音だった。ノイズもない
、ゆったりと聴ける。耳障りがいいのだ。どんな音楽もサロンミ
ュージックになってしまう。極上のBGMだ。つくづく思うが、
いつからか音楽は聴くものではなく流れるものに変わってしまっ
た。僕はミュージシャンであるが人間もやっている。むかしから
BGMにだけはなりたくないと思っていた。耳までは届くが心に
響かない音楽ばかりになってしまったように思う。いまそこで演
っているようなリアルがない。凸凹がない。主張がない。ただキ
レイなだけ。地下街を肩をぶつけながら歩いているといろんなひ
とがいる。みんな常識ぶった顔をしている。ひととちがう服を着
たり批判的な目をしていたり、ちょっと出っぱっていたら白い目
で見られたりする時代だ。言いたいことも言わずに納得できない
ことに頷いたりキライなやつと平気で肩を組んだりする。そんな
時代を生きている。欠点は長所でもある。凸凹は個性なのにのっ
ぺらぼうばかりが常識ズラして歩いている。僕は現代のオーディ
オは買わないだろう。紛れて生きるのは楽かもしれない。足並み
揃えて。今はそんな時代だ。つまんないと思う。サロンよりライ
ブハウスがいい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どんな生き方をしてもいい。それは自由だ。しかし、ひとと話を
したり本を読んだり映画を観たりもちろん、音楽もそうだ。けっ
して、流れないでほしい。ちゃんとそのための時間をとってほし
いんだ。一日のなかに自分と向き合う時間を組み込んでほしい。
面倒から逃げないでくれ。僕はいまそれどころではない事件を身
体のなかに抱えている。悪いものを消していくと自分が自分でな
くなってしまうんだ。良いものをたましいに焼きつけていかねば
、ただの、のっぺらぼうである。



HOBO

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  • 2015-01-21│18:55 |
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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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