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『いろはの、い』

病院に行く途中、街のオーディオ屋に行ってきた。昨日で雪まつ
りが終わり外人さんがめっきり減った大通り公園を横切り、テレ
ビ塔の前を通って。

アルテックのA7の中古が40万円で売っていた。70年代に全
国のジャズ喫茶でよく使われていた国産箱の比較的新しいスピー
カーだ。持っていたマイルス・デイビスの『ESP』を試聴させ
てもらったがそこの店員の態度の悪いこと。仕事ができることに
感謝している顔ではない。オーナー感覚のない社員をおいておく
と会社を潰される。残念だがまちがいないことだ。代理業務の意
味を問うてみたかったがやめておいた。A7はやはりふにゃふに
ゃでドラムの音がリズムマシーンのようだ。昔のジャズ喫茶はこ
んな音をボリューム全開で聴いていたのだろうか?A7の音じゃ
ない。

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モノーラルのレコードをモノーラル専用のカートリッジで聴くと
素晴らしいときいてはいたが先日<札幌音蔵>さんでじっくり楽
しませていただいた。スピーカーは16Ω、オリジナル箱のA7
だ。ちょうど気の合うマニアの先生がいたので意見もきくことが
できた。その先生に言わせるとカートリッジをモノとステレオに
別けて聴くのは『いろはの、い』だそうだ。こんな環境でいつも
試聴させてもらえる僕は幸福者で、耳は肥えるばかりである。音
の厚みといい、艶といい、まるで演奏者がそこにいるようで、く
らっときた。先生は「死にそうでしょ?」と、僕に訊いてきた。
「ええ、即死ですよ。」と応えるとニヤッと笑った。しかしこれ
は笑い事ではなく、演奏者の意図にもっとも近い、レコーディン
グというライヴだった。

毎日妥協をいれず質の高いものを追及すれば感動のレベルがあが
ってくるんだ。僕は何度も書いた曲をゴミ箱に捨ててきた。いぜ
ん感動できた自分に今は感動できないからだ。自分より甘い心を
もった奴らとは肩を組むことはない。良いものを見たり聴いたり
して死にそうになるというのは、おそらく今までのふやけた感性
が死ぬという意味なんだと思う。僕は稼いだカネを全部使ってで
も新しい自分に会いたい。たしかにいつか出会うであろう未来の
嫁さんには迷惑な話だな。だかそれは、申し訳ない、
『いろはの、い』なのだから。


HOBO
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回、札幌音蔵に持ち込み試聴させていただいたレコード

・THELONIOUS MONK/PLAYS DUKE ELLINGTON
・TAL FARLOW/TAL
・PIKE'S PEAK/THE DAVEPIKE QUARTET
・ELLA FITZGERALD & LOUIS ARMSTRONG/ELLA AND LOUIS


Thank you ! onzo .

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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