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すこし早いクリスマス。

広島流れ川あたりをぶらついているとちょっとよさそうな寿司屋が
あったので寄ってみました。車なのでお酒は飲めないのが残念。街は
もうクリスマス気分、あちこちからジョンレノンやワムのSONGが聴こ
えて、、、なんて感じではありません。ここはちょっと怪しい店やキャバ
クラなんかが並ぶ狭い路地のような、
 たまにはいいだろうと思い、まあいつもうどんばかりの胃袋にプレゼ
ントというか、そこの主人と話をしながら牡蠣なんかを食べながらウー
ロン茶で。客はぼくひとり、まだ早い時間でしたから。
「いらっしゃいませ!」という女将さんの声がしたので振り返ると、小学
6年生ぐらいの男の子とまだ小学にも入らないちいさな女の子を連れた
髪の茶色い母親が立っていました。カウンターの横のボックス席にちょこん
と座った母親は「今日はなんでも好きなものを食べていいのよ。」と子供
たちに言いました。男の子は背筋をすっと伸ばしてお兄さんらしい態度で
妹の顔を覗き込んでいます。妹は「ここは回るお寿司屋じゃないの?」
とお兄ちゃんに訊いています。母親はすこしバツの悪そうな顔をして
「ここのほうが美味しいんだから、ほらサーモンだってイカだって
こっちのほうが美味しいんだから。」そう言っても女の子は眉毛の間に
しわを寄せて、「いやだぁ~!」と泣きはじめる始末です。
でもお兄ちゃんになだめられて最後は嬉しそうにしてました。サーモンが
好きなのか、「サーモン、サーモン!」「美味しいな、美味しいな」
って、、、母親は満足そうに上着のポケットから茶色い封筒を取り出し、
そこから大切そうに1万円札を一枚女将さんに渡しました。ぼくはこの
母親がこのあたりのどこかで夜の仕事をしている方だとすぐわかりました。
「ママ、早く帰ってきてね!」女の子は小躍りしながら母親のコートの
すそをつかむのです。「ご馳走様でした」と言いながら出ていく親子を
見ながらぼくはなんだか胸が熱くなりましてね。流れ川の少し早いクリス
マス。すこししょっぱいだいぶ切ないウーロン茶。
広島流れ川にて。


HOBO

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コメント

No title
HOBOさん。こんばんは。
その母子の話はせつないですね。
なんだか私も、亡くなった風来坊の姉のことや、自分の少女時代のもろもろのことなどを思い出して胸がきゅっとしました。

…これが生活ということなんですよね…
…これが生きていくということの現実…

政治はこういうことを忘れてしまっていますね…

無理して疲れきっていらっしゃいませんか~?

  • 2012-12-18│00:07 |
  • 彼岸花さん URL│
  • [edit]
彼岸花さんへ
おはようございます、彼岸花さん。
神奈川県座間市あたりのファミリーマートの駐車場で
寒さにふるえる子犬を見ましたよ。静岡から神奈川にはい
ると急に寒くなりました。
そろそろ僕も帰らないと母が札幌でふるえています。
考えをこらしても頭の機能を超えたものにはなりませんので、
気のふれないうちに帰ることにします。疲れました。

政治ですかあ、、
大丈夫でしょうかねえ、
大丈夫じゃないなあ。
あ~あ


HOBO
  • 2012-12-20│07:43 |
  • HOBO URL│
  • [edit]

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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