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ハンバーグ男。

 ぼくのいるここ大阪の街もずっと雨で。それでも今はちょっと
雲が薄くなったような、小降りならかんかんでりよりまだましかと
思うようになった。我ながら学習能力の高い身体にほれぼれする
が、やはり不快指数100パーセントの毎日である。
 只野乙山さんのブログに、<理想のハンバーグ>について書いて
あるのを見た。見てしまったからには今日行こうと決めたHOBO
である。食うこととなると行動の早い男。ホンモノのハンバーグ
を食して元気を取り戻そうと思う。

 もう何年も前、ぼくがレンタルCDビデオショップをやっていたころ
の話を書いてみたい。
 店の前にデカイ三車線の道路が走っていて、ちょうどその向かい
側にブラジル帰りの老夫婦が営っているレストランがあった。
レストランといってもちいさなもので、ブラジルの料理を出して
くれるとても感じのいい店、なによりそこのご夫婦が気さくな
人だったので、HOBO、よくそこで食事をした。
 なんだかという少し固いステーキのようなものと、豆料理、
ぼくはそこのハンバーグがお気に入りというか、なんか、ワラジ
のように固いハンバーグが癖になっていた。料理も、人も同じ
だが、少し癖のあるもののほうが深く愛せるような気がするのは
気のせいだろうか?ぼくはそうなのだ。あきれるほどいつも
ハンバーグばかりを食べていたように思う。
 ある日、まだその店に通い始めたころ、ぼくはその店に文庫本
かなにかの忘れ物をしてきた。忘れたかどうかも気づいていな
かったが、何日かあとにその店に行ったときに、そこのママさんに
「これ、忘れ物ですよ、お客さんのですよね?」と言われ、
見るとぼくの文庫本。その日も固いハンバーグを食べながら、
忘れた文庫本を何気なくぺらぺらとめくる。
「ん?」
なにか紙のようなものが挟まっている。なんだろう?と、見ると
見覚えのない文字で、《ハンバーグ男》と書いてある。
ははぁ~、ぼくはハンバーグ男なんだ。いつもハンバーグを
食べる男という印象の、その店の内部では、ぼくは《ハンバーグ
男》と呼ばれてるんだ。
 笑ってしまった。

 今ぼくは55歳になり、北海道では仕事ができず、こんな雨の
大阪で仕事をしている。まるでジプシーだな、って思う。乙山
さんのブログに書いてあったレストランに行ってみよう。
ブラジルではないがドイツの、本物のハンバーグを食べてみたい。
誰もぼくのことなど知らないこの街で、紛れるようにハンバーグ
を食べよう。だって、ぼくはぼくじゃない、
ハンバーグ男なんだから。


HOBO

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コメント

ハンバーグ男
こんにちは!
ハンバーグ男、ねえ。いや本当、笑っちゃいました。
乙山だってね、立ち飲み屋でれんこんの串かつばかり、
「れんこん三本まとめて、串はいらない」なんて頼むんで、
「れんこんの人」と呼ばれてしまいましたよ。
あのハンバーグ、HOBOさんに合えばいいなあ。

乙山さん。
ぴったりですよ、ぴったり。
コメントいれときました。
店をみて、食べて、話して、
乙山さんがマトモ?な人だとわかりましたよ。笑
ありがとう。あれはうまい。

HOBO
タイトル
HOBOさんは、現在、大阪にいらっしゃるんですね?
只野乙山さんご推奨のハンバーグを召し上がったなんて、とても羨ましい限りです。

「ハンバーグ男」・・・名前が分からない場合、誰かを特定するために特徴を軸に覚えてるということなんでしょうかね・・・男か女かで半分は絞られますし。
ブラジル帰りの老夫婦がやってらっしゃるハンバーグ屋さんは、札幌なのですか?
かえるママさんへ
こんにちは、かえるママさん。
例のハンバーグ、おいしかったですよ、ほんまに!
なんていうかなあ、<肉>なんですよ。おそらくあれは、ハクション大魔王
が食べていたものに近いと思いますねえ。加工しすぎてないんですよ、
グラスソースにしてもシンプルでいい味がしましたよ。
そして、やっぱり、携わる人がホンモノなんだと思うんですよ。
仕事に対する心構えというかアプローチというか、まあ、感謝する気持ち
の問題なんですがね、乙山さんも言ってましたが、あそこのひょろ長い
店舗で一生懸命働く若い夫婦には成功してもらいたいです。
たぶん人は頑張る人のところに集まるんだと思いますよ。
いまは不景気なんでしょうが、逆に本当に価値のあるものにカネを使う
時代なんだと思います。価値のわかるひとになりたいですね。
乙山さんの記事は詳しいし、何より正確だ。行ってみてよくわかり
ましたよ。いつもありがとう、ママさん。

そうそう、ブラジルレストラン<サンパウロ>はもうないと
思います。25年も前の話ですからねえ。笑

ハンバーグ男HOBOでした!

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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