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欲しいのはこころの豊かさだ。

 「コーヒーのことばかり書いている」とか、よく言われますよ。
コーヒーなんかなんでもいいと思っているひとはそう思うのかも
しれませんがね、本当はもっと書きたいんですよ、深いですから
ね。
 ぼくは何かひとつのことに興味をもつともう止まらなくなります。
短くて半年、長いと何年もそのことに没頭します。たとえば今は
たまたま九谷焼きの地域にいますので九谷のことに興味が
わいていますが、おそらくしばらくはこのことで頭がいっぱい。
専門誌を読んだり人に話を聴いたり、深く深く入り込んでいくの
が自分でもわかるのです。性格が100か0なんですね。
 うまいコーヒーは当然、いい器で飲むと、なおうまいんですよ。
安ければなんでもいいという人が多すぎるんですよ。九谷の
窯元のひとが嘆いてましたよ。
「こんなもの100円ショップで売っているのと変わらない!」
工房にやってきた人にそんなことを言われることも少なくないと
ききました。
「なるほどねえ」
と、ぼくは中途半端なうなづきをしたのですが、
「むかしはもっと景気がよかったんですよ、100万もする花瓶な
んかも毎日のように売れましてね、いまはそんな時代じゃない 」
遠くをみるように目を細める窯元。
「時代ねえ、、、」
ぼくは店先にたくさん並べてある1000円の食器の山を眺め
ながら、
「時代なんか関係ないと思いますがねえ、本当にいいものは
いつだっていいんですよ。どうしてもっと情熱をもってぼくに説明
してくれないんですか?ついている値段から何パーセント値引
きするとか、さっきからそんなことしか言わないじゃないですか!」
んなことを何時間か話しましてね、赤絵とよばれている、九谷
独特の赤い小紋のカップソーサーをいただいてきました。

 本当にいいモノに触れるということは作り手のこころに触れる
ことだと思います。だからぼくは大量生産のものを好まないの
です。売れればなんでもいいという考え方は間違えています。
しかし残念ながら今はそんな時代なんだと思います。いいものは
修理が利きますからなんどでも再生できるのです。壊れたら
買い代えればいいという思いやりのない考え方は排除しなけれ
ばなりません。
 九谷の赤いカップに漆黒の珈琲エキスは似合うと思います。
はっきり言いますが、世の中の98パーセントの人は、なんでも
いい人たちばかりなんですよ。缶コーヒーだってコンビにのコーヒ
ーだってスターバックスだってなんだっていい人なんです。
じゃやあ、残りの2パーセントの人たちをどうするかですよ。
その人たちはとことん追及する人たちですからねえ。かれらに
モノは売れないですよ。豊かなこころを持った人たちですから、
さらに豊かなこころをもって、、、

 なんてことを考えながらTUTAYAで立ち読みしていると、先日
話をさせていただいた作家の方から電話がかかってきましたよ。
「デザインおこしましたので、まだ金沢にいるのならぜひ見てもら
いたい!」70歳になる女性作家ですよ。
「わかりました!すぐ行きます!」
 ぼくはモノが欲しいんじゃないんですよ。こころの豊かさに触れ
ることができるなら、どこにだって行きますって。

 京焼きなんかもっといいんだろうな、ぐっときますよ、きっと。


HOBO

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コメント

タイトル
HOBOさん。こんばんは。
金沢で、いいもの、いいひとに巡り合えているようですね。

九谷の赤いカップ。すてきなんでしょうね…。^^

帰りの旅もお気をつけて。
彼岸花さんへ
卒倒中なのに、コメントありがとうございます。
九谷は、生地を作るひとと絵を書く人が別なんだそうで、
意外に安いんですよ。昭和18年生まれの主婦作家さんの作品
が気にいりましてね。いろんな話をしてきましたよ。
大事なことがたくさん日常の会話のなかにありますよ。
そう思いますねえ。

HOBO

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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