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わたしの仕事。

 1958年生まれのわたしは55歳。自分の生き方を見つ
めるお年頃。自分が歳を重ねるごとにもうひとつ重なるもの。
それは親の歳。ささいな言葉のはしはしに思いやりを持とう
と決めたのになかなか怒りンぼうなわたしである。

 釧路まで小旅行をしてきた。ホテルに1泊してウマいもん
を母に食べさせ喜んでもらおうという企画だ。82歳とは思
えない食欲でわたしを安心させてくれた。喜んだのはわたし
のほうだった。
 母は車の後ろの席にちょこんと座り、生まれ育った十勝の
懐かしい風景を見ながら解説をしている。母の記憶力には驚
いた。この先にこんな家があるとか、もうすこし行くと食堂
があるとか、それがちゃんと当たるのだ。痴呆はどうやらわ
たしのほうで思いだせないことがたくさんある。
 釧路の帰り、道のふちで売っている〈朝もぎ〉のトーモロ
コシを買って食べた。母は毎年ここのトーモロコシを食べる
のを楽しみにしている。
「美味しいね、美味しいね」と何度も言う。
「塩かげんがいいんだよここのは」と、しつこいぐらい言う。
「そうだね、よかったね、また来ようね」と、わたしが言う
と、
「うん!」と、まるで子供のようだ。

 あと何回ここのトーモロコシを食べることができるのだろ
?あとどれぐらい親孝行ができるのかな?
 トーモロコシを口いっぱいに入れて、まるでハムスターの
ように丸い母のほっぺた。
「美味しいね、美味しいね」
「塩かげんがいいんだよここのは」

 「よかったね」
そう言って、わたしの目頭は熱くなる。
孝行らしきことがすこしできたのかな?
それならいいな。
1958年生まれ、55歳。
親の笑顔を数えて生きる、これもわたしの仕事なんだろうな
と思う。
 

HOBO

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コメント

親孝行
こんにちは!
釧路までお母様と旅行、いいですね!
親孝行ができて最高ですよ。
だれしも親には世話になっているのだから、
ちゃんとお返しはしないといけませんね。
釧路は涼しかったでしょうね。
そして朝もぎのトウモロコシ。
たまらんなあ、おいしそうじゃありませんか。
乙山さんへ
盆ですものね、
コメントありがとうございます、乙山さん。
釧路は真夏でもせいぜい20度ぐらいにしかならない町なんですよ。
半袖の売れない町。魚がうまい町。炉端発祥の町。

親孝行、まあ、こんな記事を書いている自分、やはり歳をとった
証拠ですよ。お恥ずかしい。
朝もぎのトーモロコシは最高ですよ、ゆでたての。ふーふーいってね。
もすこしですか?さすがの大阪、9月にはいっても暑いのかなあ。
そうそう、ジャックとグランダットは家呑みです。笑
ではまた!

HOBO
とうもろこし♪♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
ホーボーさんへ

(⌒▽⌒)おつかれさまです!お母さんと、とうもろこしを食べられたのですね☆食べたくなりました。美味しそうですね。お母さんがお元気そうだと解って安心しました。ご飯が美味しく食べれてぐっすり眠れる幸せがいつまでも続いて欲しいと思います。ホーボーさんも大変そうですが、遠くから応援していますからね!★彡★彡★彡★彡ファイトー
  • 2013-08-16│17:42 |
  • suzu URL│
  • [edit]
suzuさんへ
コメントありがとうございます、suzuさん。
朝もいだばかりの十勝のトーモロコシです。
母はこの、道の店のトウモロコシが大好きなんですよ。
少し食べ過ぎて心配なんですが、食欲があるというのはいいこと。
ぼくはいつだってファイトですよ。
suzuさんこそ、頑張ってください、ぼくは大丈夫。
いつもありがとう。

HOBO
タイトル
HOBOさん、今晩は。

お母様が小旅行にお出かけ出来るまでに回復されておられるのですね。
本当に良かったですね。トーモロコシを喜ばれている姿が想像できます。

私の母は、車椅子でもう旅が出来ませんがそれでもお弁当を持って近辺なら外出できる状態なので明日はお天気も良いので「うな重」を持って母を公園に連れて行く予定です。ミニ・ピクニックです。

ほんの少しでも青空の下で母と一緒に過ごせる時間を大切にしたいと思います。
HOBOさんもお母様との時間を大切になさって下さいね。
まん丸クミさんへ
まん丸さん、お久しぶりですね、
コメントありがとうございます。
母は自分でちゃんと元気になりました。
ご心配おかけしました。

うな重を持って公園に!それはいい!
お母様も喜ぶと思いますよ。ミニですね?ミニでも幸福いっぱいのピクニック!
そうやってすこしでも気にかけてあげることが大切ですものね。
みなさんは、親の死をどうやって乗り越えるのでしょう?
子供の死はその何倍も悲しいんだろうなあ。
なんか切ないですね。
いつもありがとうございます、まん丸さん。
おたがい頑張りましょうね。

HOBO
親孝行は出来るだけ。
こんばんは、HOBOさん。お母様のハムちゃん笑顔に目頭が熱くなる気持ちわかります。よく、親孝行出来なかったと泣いてる人がいますが、たくさん親孝行しても、そう思うのが子供だと思います。私の両親も病気とお友達という状態です。いつか、お盆やお彼岸に思い出す存在になる日が来るんでしょうが、そんな両親を安心させる生き方をしていかなければいけないなと思っています。親は、子供のしあわせを願うことが仕事ですからね。(^∀^)
  • 2013-08-17│21:07 |
  • 森さん URL│
  • [edit]
森サンへ
コメントありがとうございます。
なんだかんだいいながら、大きい病気を乗り越えてきた母ですからね、
ヘコタレない心を持ってるんですよ。まあ、なるようになるんでしょうが、
母のためになることとはいうものの、じつは自分の後悔を埋めるための孝行なら
やっぱりちっちゃい男なんだ思いますよ。
まだまだ気づいていないことのほうが多いんだと思いますね。
こんな歳になってから親から学ぶことの多さ。みんなそうなんでしょうかねえ、
おつもありがとうございます、暑いですがお互い頑張りましょう。

HOBO
お久しぶりです。
よかったね。
そう思って、私の眼頭も熱くなる。

これはきっと自然なことだと思うのですが、今の世の中
気付きにくい社会なのかもしれません。

いっぱい、いっぱい、一日一日・・・・結局、思い出は自分の
ためなのかもしれませんね。
そらさんへ
おひさしぶりすぎじゃないか!そらさん!
そう思って、ぼくの目頭も熱くなる。
元気でやってますか?そうですか、元気でしたか。
母は母で思うところがあるらしく、芯の強いオナゴでございます。
毎年毎年、子供になっていく母、けして怒ったりせず温かく接しようと
思ってるんですが、親子ゆえの甘えというんでしょうかね、けっこう、漫才
のようです。来年は阿寒湖温泉に行こうねと行ったら、
「おまえはすぐ怒るから母さんはパス!」みたいなことを車中で言ってましたし、
どうなることやら、
それより、そらさん、
ブログはどないなってます?
待ってますよ〜ん。
がはは
ありがとうね、そらさん。

HOBVO

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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