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カメラ先生。

 たまたま行った喫茶店で変なじいさんに会った。ドンケの
カメラバッグを肩にぶらさげた僕を見て、話しかけてきた変
なじいさん。
「観光ですかあ?ありふれた観光名所の写真でも撮りにきた
のかね?」
人懐こい顔をして話しかけてくる。
「まあ、そんなところですよ」
と、話をにごしたのがまちがいだった。
「どれどれ、作品をみせてもらおうか」
そんなことを言いながらちゃっかり僕の横に腰掛ける変なじ
いさん。
「作品ったってデジカメじゃないですからお見せできないです
よ」と、僕が言うと、
「デジカメじゃない?どれどれ」みたいな変なじいさん。
 あとから店のマスターに話をきくと、変なじいさんは地元で
も有名なカメラマンだという。有名と著名はちがうが、どうも
有名のほうらしい。
 たまたま、M2とM3,M4と、3台のライカを持ってきていた
のでライカ談議になってしまったが、彼は、「どうしてボディ
ー1台にしてレンズ交換しないの?」と訊いてきた。
「それぞれのボディーに似合うレンズがあるからですよ」と言
うと、「なるほどね」と言った。
 そのあと、彼のスタジオに行ってびっくり。彼は、極端なライ
カマニアらしく、バルナックや古いあこがれのレンズなどがそこ
らじゅうに散乱。「な、なんじゃこりゃあ!」
 もともとカメラマンだったらしいが修理屋に転向、わけはきか
なかった。でも最近、糖尿病の合併症がひどいらしいく廃
業寸前だと凹んでいるようだがそうでもない。
「好きなの持ってっていいぞ」という。「はぁ?うそでしょ?」
「いいから持ってけ!」と、Ⅲfを渡された。
「まじっすか?」
「まじっすよ、ただ、、、」
「ただ、、、?」
「悪いが今度でいいから俺も旅に連れてってけれ、だめか?」

 結局、僕は冬の北海道を案内する約束をした。
《いねむり先生》みたいな話ですねえ?と笑った。ほとんど目の
見えないカメラ先生を連れて古いライカで僕が先生の目になる
んだ。
 変なじいさんに会ってしまった。


HOBO

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コメント

タイトル
HOBOさん、お久しぶりです。

このお話し、まじにぐっときたっすよ。(笑)

変なおじ様は、本気なんですね。
北海道の旅、おじさんの目になって差し上げてくださいね。
きっとおじさんにとっては最後に見る知らない街の風景になるのかもしれません。

それが冬の北海道とは・・・素敵じゃありませんか。

まん丸クミさんへ
まん丸さん、いつもありがとうございます。
お伺いしてるのにコメントもせず申し訳ない。

冬の北海道なんて白いだけなんだけどなあ。
一度撮ってみたかったらしいですよ。
自分の色をつけたいんでしょうね。わかりますよ俺。

出会いって素敵ですねえ。
きっとぼくにとっても大切な時間なんだとおもいます。
まん丸さん、ありがとう。
またこれも出会い。

HOBO
タイトル
こんばんは。^^
いい話ですねえ。
いい出会いだなあ…。
世の中には愉快なかたがいらっしゃいますね。
なんだか上質のロードムービーのワンシーンみたい。
HOBOさんが呼んだ出会いですね、きっと。
彼岸花さんへ
おそようございます、
いや、これは悲惨な物語の始まりというか、
かれの望んでいる撮影の旅は、ロケ地の希望が高いのです。
道のスナップじゃないんです。
たとえば摩周湖の下まで降りてくれとか、
遭難必死!笑

お忙しいのに、コメント
ありがとうございます。

HOBO

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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