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あの日。

 きのう、仙台で震度4程度の地震があった。下から突き上
げられるような、ちょっといやなかんじの揺れ方だ。ぼくは
3・11の地震を仙台市内で体験している。揺れたのはきっ
と僕のこころだったのだろう。

 3・11のとき宿泊していたホテルと同じホテルに空きが
あったので宿泊することにした。正直、懐かしいという気持
ちが強かった。チェックインのとき、カウンターの端っこに見
覚えのある顔があった。あのときいろいろお世話になったマ
ネージャーだ。あのときのお礼を言わなければ!
「ちょうど3・11のとき、2日間もここでお世話になった者で
す。あのときは本当にありがとうございました!」
マネージャーはすこしびっくりしたような顔で、
「そうでしたかあ、こちらこそお世話になりました。」
そう言って寂しそうに下を向いてしまった。「あの日は寒かっ
たですねえ、、、」と呟きながら。

 想い出話に花が咲くと思っていた僕が大馬鹿野郎だった
んだ。同じ仙台で共に経験したあの想いを懐かしく語ろうだ
なんて!すでに忘れている証拠じゃないか!

 忘れまいと心がけていなければ忘れてしまうことと、忘れ
ようとしても忘れられないことがあるのだ。自分のデリカシー
の無さに、むしょうに腹がたった。忘れてはいけない!その
想いは、あきらかに違うところで育っている。外側から内側
を眺める者の眼は、僕らが想う以上に偽善的だ。
「あの日は寒かったですねえ、、、」

 マネージャーのその言葉が、いつまでも喉に絡みついてい
た。


HOBO

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コメント

タイトル
こんばんは。

『外側から内側を眺める者の眼は、僕らが想う以上に偽善的だ』

これ。痛い言葉です…
HOBOさんは、被災なさったんですよ。そのHOBOさんの
こころに、私はずかずか入ってはいけない…
でも、そのHOBOさんと、そこで生きていかねばならない人との間にも、
こうして見えない壁があるんですねえ…
さらにいえば、家をなくした人…ご家族を失われた人…
そのそれぞれの間にまた、想いの差がある…

本当に、悲しみの前では、言葉ってなんと無力なんでしょう……

今頃、HOBOさんはどこですか。
もう北海道にお帰りになられたのかな。
少しゆっくりなさってくださいね。

だいぶ、ひえこむようになりましたね~。
お風邪ひいたりなさいませんように。




Re: 彼岸花さんへ
> どうもです、彼岸花さん。
> いや、ほんとうに僕は恥ずかしかったですよ、
> あのときあんな想いをしたのに、もう忘れている。
> 忘れちゃいないんだけど、やはりどこか当事者ではない。
> 親をなくしたり、子を亡くしたり、家をなくさないと
> わかんないんだろうなあ。
> 懐かしむときなどこないんですねえ。
> 来るわけないい。
>
> 彼岸花さん、
> 東北はちいさな地震がいつものようです。
> 体に感じる揺れが何度もです。いまぼくはまだ盛岡にしますが、
> 3度そんな揺れを感じました。
> 怖いです、正直。
>
> 青森で、うまいリンゴを買っていききますよ。
> 彼岸花さんのブログを見て、リンゴが食べたくなりましたよ。笑
>
> HOBO
  • 2013-10-22│17:44 |
  • Mr.HOBO URL│
  • [edit]

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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