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センスと在庫と身の丈と。

DSCN0849.jpg

病院のちかくに古い雑居ビルがあった。
これが街中だと最高にいいのだが、そんなことを思いながら入っ
てみると3階の奥に小さなレコード屋。
主人は無愛想ではあるがイヤな感じがしないオタク系。
おもわず話し込んでしまった。
「ここは感じのビルですねえ、隠れ家みたいで、、、」と言うと、
「そうですねえ、ホントに隠れてしまいました。」と笑う。

「こんな場所で喫茶店ができたら最高だろうなあ。」
「いや、やめたほうがいいですよ、人が通らない。」
「人が通らないほうがいいんですよ、人が居るところであれば。」
「そんなもんでしょうかねえ、、、」
「そんなもんですよ。」

JAZZのオリジナル盤、それも名盤といわれているものを求めようと
すればカネがいくらあっても足りない。でもしかし、レコード盤に
してもCDにしても国内プレスのものはかなり淋しい。
本当に良い音を求めるのならオリジナル盤しかないのだ。
主人の店もオリジナル盤がすっぽり抜けていた。
「いまはどうでもいいものしか残っていません、今年いっぱいで
店をしめようと思ってるんですよ、、、」
店主はそんなことを言いながら、ここは商売には向かない場所だ
と言った。そうだろうか?「僕はそうは思わないな、商売に向か
ないのはこの場所ではなくてアナタの情熱が萎えてしまったからで
しょう?」と言いかけたが、やめた。
モノを売る商売は在庫が命。いくら雰囲気が良くても主人が人格
者でもモノがなければダメ。売れても売れなくても常に在庫を持た
なくてはならない。売れないーカネが廻らないー仕入れができない
ー客がこないー暗くなる。というわけだ。

在庫を常に充実させフレッシュなものを提供するという意味では
〈喫茶店〉はやりやすい。豆が商品だからだ。最近はその豆も以
前より高価になり良い豆を求めようとすればそれはそれで切りが
ない。しかしモノ売りの店とちがうのは、主人そのものの考え方を
売ることができるということだ。いつもそこに主人がいる。主人
そのものが在庫。豆はスペシャリティでなければならないとか、
どこかのコンテストで勲章をもらいウンチクを壁に飾るような、
そんな生き方はしたくないと思う。

モノを売るのか人間を売るのか、そのどちらでもない店ばかりだ。
モノだけでは駄目だし、人間だけでも気持ちワルイ。
だから、センス。
ひとには身の丈というものがある。それを知り、在りのままを隠
さず見せる勇気を持つことが、その店の品格につながるのではな
かろうか。


HOBO

コメント

耳が痛いなあ、ホーボーさんは厳しいから。(笑)
だけどその通りなんです。みんなそれを忘れてしまう
んです。またゆっくり話がしたいですね。潰瘍、大したこと
にならずよかった。
  • 2014-04-29│19:35 |
  • マスター URL│
  • [edit]
マスターへ
マスター、こんにちは。
商売を始めたときの気持ちを忘れちゃいけないですよね。来月仙台に行ったとき、ゆっくり話しましょう。たくさんあるんです話したいこと。

HOBO
  • 2014-04-29│22:43 |
  • HOBOさん URL│
  • [edit]

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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