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想いだすもの。

P-hobo001.jpg

 CDができてそしてパソコンが普及してデジタルに触れることが
多くなったが、耳が、そして目や指先がなぜか物足りない。なぜだ
ろう?いつもコメカミに指をあてて考えるんだ。それはきっと、
〈思いだすもの〉がないからなのか?ノイズが足りない。

 一投目二投目のエキスの濃いところだけ抽出し、そこに湯を加え
雑味のない?コーヒーを出す店がある。まあそれもオーナーの考え
方なのでいいのだが、飲んでウマいと思う感覚のなかには、じつは
その〈雑味〉も含んでいる。〈雑味〉というものは喉の奥に残るあ
のイヤな感覚とはすこしちがい、なんていうのか、もっと、遠くを
眺める〈想いだすもの〉、そんな感覚。

 ぐっとボリュ―ムを上げたときについてくるあのノイズがなくな
った。アナログのほうが音が良いというのは、データとかなにかこ
う根拠に基づいたものとは違う、もっと感覚的なものというか。
 いま失われたもののなかにきっとその〈雑味〉とか〈ノイズ〉が
あって、じつはその〈雑味〉や〈ノイズ〉こそが深みであり温かさ
なのかなと思う。

 君の周りにもしも完璧な人間がいたら気味悪くないか?イヤなと
ころも感情の乱れなんかどこにもない、これっぽっちの雑味もノイ
ズもない人間。
 人を好きになるということは、その雑味もノイズもすべて受け入
れるということだ。目を閉じると見えてくるあの懐かしい風景もア
ルバムのなかで笑っているあの頃の自分も、時を経て今をつくった
のだ。失敗や後悔を強く抱きしめてやらなきゃ、ぼくはいつもそう
思いながら生きている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 札幌白石区栄通り8丁目、〈札幌音蔵〉さんに行ってみるといい。
まるでトトロのようなT氏がいる。ヴィンテージオーディオを売る店
であるが、それ以外にもたくさん、〈想いだすもの〉を扱っている。
水曜日定休、さあっ!



HOBO

コメント

HOBOさんおすすめのオーディオ屋さん、いいですね。わたしもいつか自分の店でアナログレコードを鳴らしてみたいです。トトロかあ。
HOBOさん、朗読ライヴのチケット、28枚ははけてます。お待ちしています。
  • 2014-05-06│19:55 |
  • マスター URL│
  • [edit]
雑味とノイズですか?ホーボーさんらしいです。
僕なんか雑味ばかりでまるで変人扱いですよ。(笑)
真空管の世界には憧れます。今度札幌に行ったら寄ってみようかな。
ホーボーさんのお墨付きならまちがいない。楽しみです。
  • 2014-05-06│20:35 |
  • ヨーイチ URL│
  • [edit]
マスターへ
えっ?
マスターのお店だけで28枚も売れてるんですか?
それは大変だあ!頑張らねばね!ありがとうマスター。

このオーディオ屋さんでは、お店で使うセットを買おうと思い
相談に乗ってもらってるんですよ。僕の考え方を理解してくれる
トトロがいましてね、まあ、それに、心が豊かになるんですよ、ここ。
マスターの店だってレコードを流せばぴったりのお店じゃないですか!
マッキンとアルテックでいっちゃいましょうよ!笑

今週末、船に乗りますよ。
ゆっくり話がしたいです、ほんとありがとう。

HOBO
  • 2014-05-06│21:24 |
  • HOBO URL│
  • [edit]
ヨーイチさんへ
ヨーイチさんは北海道民ですか?
やはりアナログにはかなわないですねえ。
変人は素敵ですよヨーイチさん。
まあ、いい店が見つかりましたからね、
あとはそれに恥じない人間であることが
付き合いの大事なところだと思ってるんです。
機会があればヨーイチさん、〈雑味〉について話がしたいですね。
変人、大いにけっこう!ああ!愉快だ!

HOBO
  • 2014-05-06│21:30 |
  • HOBO URL│
  • [edit]
No title
HOBOさん。こんばんは。
いよいよライブですか。詳しいこと教えてくださいね。

これ。いい写真ですね。
雑念のない…そんないい横顔だと思います。

一方、音の方は…そしてコ―ヒーもきっと、クリアであればいいというものではないのでしょうね。
夜ね、NHKの深夜放送聴いていることがあるんですが、よくわからないのは日本の60,70年代くらいの歌い手さんね、美空ひばりとか島倉千代子とか…の音源がね、あれはデジタル処理する時、なんかしてるんだろうか。
全く本人の声と違っちゃってるんです。声というものの温かみは、例えば少し声が割れているとか、鼻にかかっているとか、まさにこの一人一人の声質のゆらぎというんですか雑味が個性をだすものなんだろうと思うんですが、それがなんだか、つるん!とした音になっちゃってるの。コピーにコピーを重ねて音質が悪くなったとかいうんじゃない、不自然な加工を感じて、「これはもうひばりじゃない!とか、青江三奈じゃない!とか、深夜ひとりで怒っています。もう誰の声だかわからなくなっちゃってるの。
そんなもの平気で流すってどういうことなのかなぁ。元の声の魅力を知らない人が扱ってるんだろうか。ザーザー雑音がしてもいいから、青江三奈の、あの本人のかすれ声が聴きたい…

昔のひとのピアノの演奏などもそうですね。アナログの、しかもモノラルレコードの、雑音だらけのオーケストラの前奏が始まって、やがてピアノが入ってくる…でも、その、レコードの傷みわかる音が、泣けるほど感動を呼ぶものがありますよね。だって、そこにはその時の空気…コンサートマスターの眼つきや、ソリストが椅子にかけてからズボンの生地を少しつまんで緩めるしぐさや、観客のしわぶきをこらえた期待感や…そんな空気が、そこには美しい虫入りの琥珀のように、閉じ込められてるんだもん。

良い文章が続きますね~~~♪
  • 2014-05-06│22:50 |
  • 彼岸花さん URL│
  • [edit]
ビートル発見!
おはようございます!昨日PARCOの駐車場でオレンジをみつけました。
たぶんあれはホーボーさんのビートル。やさしそうなホーボーさん、
迷彩のシャツが目立ってました。私もビートルが欲しくなりました。
  • 2014-05-07│05:26 |
  • POROKO URL│
  • [edit]
彼岸花さんへ
彼岸花さん、コメントありがとうございます。
なぜか管理画面に入れなくなり奮闘しております。
遅くなってごめんなさい。

アナログというのは素敵ですねえ。じっさいアナログ時代、それも、
モノーラルのレコードはすこぶるいい音がするんですよ。
パチパチノイズもそうなんですがね、いっさいのムダがない100パーセント
ジュースみたいなもので、
僕の店なんかでもできればレコードはモノーラル専門にしたいぐらいです。

それこそ青江三奈にしても八代亜紀しても西田佐知子にしても
いしだあゆみにしても、いい声してますからねえ。
そうそう、そうなんです、つるんとしたというか、ペロンというか、
そうなんでしょねえ、聴こえがいいというのをはき違えている。
誰が悪いんでしょうかねえ。みんな耳が悪い。
もっとなににたいしてもうるさくならないと駄目ですねえ。

ほら、彼岸花さん、ぼくらがやってるライブってあるじゃないですか?
あれもですね、腕の悪いミキサーマンに当たったら最悪ですよ。笑
音のザラつきとか本当の深い音がわからないんですね。
ギターの音もぺろんとしてツルンとしてる。がりっというリアルの中に
ヌルっとした温かみがあって、本当はさらっとしてて、そうなんですねえ、
ナチュラル感のあり方がわからないんですよ。
もっと職人的なPAマンが昔はいたんでがね、サッポロのYAMAHAにも
STVにも、民間の〈音屋〉にも、なぜかヒゲをたくわえた腕のいいPAマンが
いたものです。べつに昔を懐かしむわけではないんですが、
このデジタル時代、パソコン時代は全てにわたり、よくないです。
演奏者も作り手側ももっとプロ意識を強くもたないとつまんないですねえ。
考え方そのものがやっかいになりました。

コンサートマスターの眼つき、ソリストがズボンの生地をつまんで緩める
しぐさ、観客のしわぶきをこらえた期待感、虫入りの琥珀、、、
職人がいなくなったということなんでしょうかねえ。
そんな気がしますねえ。

彼岸花さん、黒澤明はいいこといいますねえ。

HOBO
  • 2014-05-08│03:28 |
  • HOBO URL│
  • [edit]
POROKOさんへ
なぬっ?
まあ、目立つクルマですから、
それにしても、見られちゃいましたか!

声をかけてくださいな。

HOBO
  • 2014-05-08│03:31 |
  • HOBO URL│
  • [edit]

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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