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口笛吹いて。

八王子の<パペルブルグ>という喫茶店に来ている。サイフォン
のわりには旨い珈琲をだす店だ。しばらくまともな珈琲を飲んで
いなかったので少しやさしい気分になった。

この店の椅子はすべてホンモノ、英国のウィンザーチェアで、店
の片隅に古いウォルナットのM型スタインウェイが置いてあった
り、なかなかなもの。ヴィンテージのオーディオからオスカー・
ピーターソンでも流れていたらオーナーにキスでもしてやりたか
ったが、やはりここにもオーナーはいなかった。天井の丸い埋め
込みスピーカーからジャズのようなものが聴こえている。もしも
ここに極上の音楽が加わり、常にオーナーがカウンターに立つよ
うな店になれば、ノックアウトされるかも知れない。

ハンス・ウェグナーやフィン・ユール、ジョージ・ナカシマにし
てもウインザーチェアの影響を強く受けている。ホンモノはやは
り美しい。少しまえに亡くなった村上富朗さんの椅子を一脚持っ
てはいるが、この店に来て、さらにウインザーチェアについて学
びたくなった。
じつは、勉強不足から今まで僕は松本民芸家具の椅子をウレタン
塗装だと勘違いしていた。だから無条件で購入候補から外してい
たのだが、浜松で松本民芸の家具を扱っている<丸東工芸舎>で
訊ねてみると、ラッカー塗装だと教えてくれた。それなら話は変
わってくる。英国伝統の製作技術をもとに、忠実に再現した、い
わゆるレプリカではあるが、その佇まいは実に素晴らしく、温か
い。しっかり拝見し、これはヴィンテージになり得る椅子だと確
信した。

僕の店はすでにパーツからできあがっている。物件より先にパー
ツを決めるなんて、なんて僕らしい。いつもそうだ。いいものを
見たり聴いたりすることは指標の位置を高くする。口笛でも吹き
たい気分だな。
ひゅうひゅう、と。


HOBO

コメント

こんにちは、ホーボーさん!
コノイドチェアはどうされるんですか?ウィンザーチェアはありふれた感じがしますが、、、

ホーボーさんのもうひとつのブログ、『Mr.HOBOのブルースな毎日』、詩人としての才能にビックリ・流石です。全部読んじゃいました!
  • 2014-09-22│21:43 |
  • こんなもんこ URL│
  • [edit]
こんなもんこさんへ
コメントありがとうございます。

コノイドチェアと松本を半年スパンで、夏冬みたいに入れ替えたらどうかと考えています。目標ができますからね。

ウインザーチェアはド定番なので、こなせる人は上級者だと思います。ありふれた風景というのは、凛としていいものです。あとはバランスでしょうねえ。いつもありがとう。

HOBO
  • 2014-09-22│22:37 |
  • HOBO URL│
  • [edit]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2014-09-23│21:33 |
  • [edit]

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Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

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