スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チーク・トゥ・チーク。

たまたま店の名前が気にいったという理由だけで入った地下のB
AR。ドアをあけたとたんにエラ・フィッツジェラルドの声がと
びこんできた。女性バーテンダーが「こちらへどうぞ!」と、カ
ウンターのまん中の席に案内してくれた。幅広のカウンター、す
ぐ前にJBLのハークネスがある。かかっているアルバムが<エ
ラ&ルイ>だということはわかっていたが、それがオリジナル盤
だと聴かされビックリ、そしてウットリ。エラ・フィッツジェラ
ルドとルイ・アームストロングの声に似合う酒となると、ひとつ
覚えのジャックになるのだろうか。

ジャック・ダニエルをなめながらガラードの横に立てかけてある
アルバムジャケットを眺めていると、さっきのバーテンダーがそ
れをとって僕に渡してくれた。ほとんど僕と同じ歳の還暦ちかい
ジャケットだ。それにしてもなんていうんだろう?エラとルイ、
ナチュラルというか素っ気ないというか、じつにお茶目でかわい
らしい。たしかこのアルバム、1956年の録音なので、エラが
40歳、ルイが55歳くらいのときの作品だろう。オッサンとオ
バサンである。つんつるてんのズボンを履き、ソックスはくるん
と丸まっている。エラはご自慢の一張羅のワンピースを着て口紅
をぬり、これからファミレスデートにでも行きそうなふたりなの
だ。ビル・エヴァンスやマイルス・デイビスのように斬新で神経
質なイメージはないが、<エラ&ルイ>のこのジャケット、ほか
のどれよりも温かく、なにより、お茶目さん。内容は、、、言う
までもない。

トニー・べネットとレディ・ガガのアルバム、<チーク・トゥ・
チーク>が早くも全米NO、1となり話題だが、じつはあまのじ
ゃくな僕もかなり気にいっている。90歳にちかいトニー・べネ
ットの落ち着いた枯れた声に、はち切れそうなガガの声がうまく
マッチしていて、アレンジがとてもいい。凝り固まった概念しか
ない評論家のような人たちからみればちゃんちゃらおかしいのか
もしれないが、いいものはいいのである。

日常はかなりささくれていて現実は凸凹な道だ。しかし、現実を
抱きしめてばかりいたらカサブタはいつまでも乾かない。たまに
は一張羅でも着てジャズでも聴きにいきたいものだ。

コートなしではいられない、秋の夜である。



HOBO

コメント

イカしてますね。
HOBOさんこんばんは。 今回のトニーとガガのアルバムはいいですね。ガガのアルバムは全曲持ってますが、このアルバムの前あたりから歌い方が変わりました。まるで、ルイアームストロングみたいにのぶとい声を意識してるのかな?と思うほど歌い方が変わりました。今回のアルバムを聴いて、あっ!なるほど!と勝手に想像していました。わたしは、ある人からエラ&ルイを教えてもらった初心者ですが、とにかくジャズが好きになっちゃってます。HOBOさんが、またジャズのお話を書くとき、コメントできるレベルになってればいんですが。(^_^;)
  • 2014-10-20│19:10 |
  • ガガ URL│
  • [edit]
レディーガガのCD、私も買いましたよ。ぅあふぉ・!

椅子のことなんですが、アーコールとか北海道民芸のウィンザーはどうですか?
  • 2014-10-20│20:29 |
  • そんなもんこ URL│
  • [edit]
No title
HOBOさん、こんばんは。

実は、若い時期のトニー・ベネットが声を張り上げるのがとても苦手でした。でもお歳が重なっていくうちに彼の枯れた声が実に素敵だと思えるようになりました。

そして若いミュージシャンとのデュオを始めた頃から、なかなか面白い企画だと思っていました。特に、故エィミー・ワインハウスとのコラボしているものがお気に入りです。今回のガガの盤はまだ聴いていないので楽しみです。エラとルイの盤はジャケットが最高にいいですね、内容も楽しいです。

最近、管理画面にアクセスできなくなってしまったので、困っています。
近いうちに、修理屋さんに頼まなければなりません、トホホですね。
  • 2014-10-21│08:21 |
  • まん丸クミ URL│
  • [edit]
ガガさんへ
おはようございます。
レディ・ガガが今後どうなっていくのか、楽しみですね。売れればそれでいいという日本の薄っぺらな音楽とはちがい、なにかこう、新しい予感みたいなものを感じさせてくれるアルバムだと思います。個人的には戦略的なイメージが強すぎるのであまり好きではありませんでしたが、今回のアルバムで印象が変わりましたねえ。トニー・べネットの声がまた、いい。
  • 2014-10-22│10:31 |
  • HOBO URL│
  • [edit]
そんなもんこさんへ
おはようございます。
アーコールや北海道民芸の椅子のことですが、どちらも手づくりにはほど遠いものだと思います。アーコールは北欧ブームに便乗して英国なのにそうじゃない不思議な流行りかたですよね。安いからだと思います。北海道民芸はすでに飛騨産業の傘下ですからまったく期待しておりません。しかし、値段だけみると松民よりずいぶん安いですから考えようだと思いますよ。

安くていいモノなどありません。しかし、高くても良くないものもたくさんあります。そのへんの見極めが楽しいところではないでしょうか、

  • 2014-10-22│10:51 |
  • HOBO URL│
  • [edit]
まん丸クミさんへ
おはようございます。
へこたれそうな日常でも、音楽にはずいぶん助けられています。良い音楽にはモノガタリがあるように思います。トニー・べネットの声を聴いていますと、今だからだせる味だらけ。音楽はいいですねえ。

奈良でピアニストと出会ったり、高知でサックスプレイヤーと友達になれたり、それこそ、宝物を探すより尊い旅の出会いでした。ぼくはまだまだ小さいと思いました。

じつはぼくも管理画面に入れず、ここ数ヶ月、携帯からトピックスを書いています。デジタルはようわからんとです。(笑)
いつもありがとうございます。もっと早くからJAZZを聴けばよかった、、

  • 2014-10-22│11:16 |
  • HOBO URL│
  • [edit]

コメントを残す

Secret


profile

Mr.HOBO

Mr.HOBO

ちょっと病気をし
凹んでるとき、
ひょんなことから
1974年製のワーゲンを
手にいれた。
車庫で30年も眠っていた
オレンジ色のワーゲン。
命を吹き込んで
一緒に走ろうと思った。

これは
少年HOBOの
ゆる~い日記だ。

最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。